1969年(昭和44年)のアメリカ映画で、日本では翌年の1970年(昭和45年)1月24日に公開されました。
劇中に登場するバイクは、1965年型ハーレー・ダビッドソンでエンジンはパンヘッドと呼ばれるタイプ、排気量は1200cc、リアはリジットでサスペンションが無い
!!ピーター・フォンダが乗っているチョッパーは、前輪ブレーキが装備されていない
!!この当時、既に
IVYに
VANに憧れていた中学生のわたしはこの映画のポスターを観てカッコ良いバイクだと思ったものです。
カッコ良いと思ったのはバイクだけでピーター・フォンダやデニス・ホッパーの服装には興味が一切無く逆に汚い服だなぁ~と思ったものです。
髪の毛もだらしなく伸びていて、アイビーカットに程遠い不潔な髪にはガッカリしたのを覚えています。
ラストシーン
何とも空しいラストの映画です。
当時のピッピーやベトナム戦争にウッドストックなどの言葉が思い出されますが、当時のわたしは言葉だけは知っていてもそれらの意味を知りませんでした。
ベトナム戦争にしても『何故』アメリカがアジアで戦争をするのか、その意味も分かっていませんから反戦運動をする学生の気持ちなど分かるはずもありませんでした。
バイクはカッコ良いが、内容的には理解出来ない映画で『悩めるアメリカ』の原点はこの時代から始まったのだと今更ながらに思う映画の代表作ではないでしょうか。
正義の国アメリカは何処に行く